【くじらコラム】「鯨と人の営み展」第3期公開中(日経水産経済新聞2024年2月28日掲載) | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2024.03.01

【くじらコラム】「鯨と人の営み展」第3期公開中(日経水産経済新聞2024年2月28日掲載)

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 和歌山の「太地町立くじらの博物館」で「鯨と人の営み展」(同館・日本鯨類研究所共催)が公開されている。この展示は、3期に分けてテーマを変えながら公開。第3期は22日から3月30日まで、1期と2期のベストセレクションを展示している。

稲田さんの作品も展示数を増やして紹介

ベストレセクションと新作も

 ベストセレクションはクジラの歯や骨、ヒゲなどで作った工芸品を展示。戦前の東京で彫金作家「北千明」として活躍し、その後、太地町で作家活動を行った北市三郎氏の貴重なコレクションも展示されている。
 また、1、2期では展示されていない作品も加わる。1期でも展示した、和歌山県で活動する装身具作家の稲田浩さんの製作したネックレスやピアスなどの未公開作品も多数展示する。

川崎工科高校の生徒が作成した作品

 また、工業製品として製品化を目標にクジラのヒゲを使った装飾品などの開発に取り組んでいる、神奈川県立川崎工科高等学校の生徒が製作したイヤリングとキーホルダーも見ることができる。
入場無料(博物館入館料別途要)。

「クジラってどんな生き物?」展

 和歌山・スーパーセンターオークワで「クジラってどんな生き物?―クジラや魚は大切な水産資源」(日本鯨類研究所主催、和歌山県共催)が3月2、3日の両日、和歌山市のスーパーセンターオークワ・セントラルシティ和歌山店の1階エスカレーター前で開かれる。
 水産資源としてのクジラや日本人とクジラとの関わり、捕鯨の歴史や鯨食を含めた捕鯨文化などについて、パネル展示や標本を通して紹介する。
 等身大のミンククジラの頭部標本や実寸大のクジラ幕を展示する。
 時間は2日が午前10時~午後5時(3日は午後4時まで)。

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