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2023.12.04

【くじらコラム】展示始まる「鯨と人の営み展」第2期『太地町立くじらの博物館』で来年2月まで(日刊水産経済新聞2023年11月30日掲載)

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現在、第2期の展示が行われている

 和歌山の「太地町立くじらの博物館」で「鯨と人の営み展」(同館・日本鯨類研究所共催)が公開されている。この展示は今年8月9日から始まり、3期に分けてテーマを変えながら公開している。

クジラの骨で作ったステッキや刀

 現在、第2期を公開中。来年2月18日まで、クジラの歯や骨、革、郷土玩具を展示している。郷土玩具は捕鯨の歴史が残る太地町や長崎、高知などのものを多く展示。ヒゲクジラの皮を使った工芸品や筋を使ったテニスガットのほか、骨を使ったステッキや刀など、さまざまな品が並んでいる。
 日本だけでなく、海外で作られたもののレプリカなども展示。歯や骨に彫刻したものやゲームボードの点数表などもあり、世界中でクジラの工芸品が作られていたことが分かる。

マッコウクジラからできた工芸品

 また、クジラの歯の見本とどのように加工していくのか分かる見本も展示しているので、その制作過程ものぞくことができる。

北氏のコレクションを展示

 さらに、戦前の東京で彫金作家「北千明」として活躍し、その後、太地町で作家活動を行った北市三郎氏の貴重なコレクションも展示している。
 第3期は来年2月22日から3月17日まで、1期と2期のベストセレクションを展示する予定。
 入場無料(博物館入館料別途要)。
太地町立くじらの博物館ホームページ(HP)は こちら

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