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2024.04.24

新鮮で安価に鮮魚やクジラが買える!漁協直営「太地漁協スーパー」

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太地漁業協同組合が直営しているスーパー「太地漁協スーパー」は、クジラ、鮮魚、干物などの太地漁協で仕入れた魚やクジラを始め野菜、肉、加工品、お菓子、飲料、日用雑貨まで販売する、太地町で唯一のスーパーです。

このスーパーのおすすめポイントは何といっても、目の前の市場に水揚げされる取れたての魚やクジラを新鮮かつ安価に販売していることです。

まず目を引くのが、鮮魚売り場です。あまり普通のスーパーでは見かけることのない様々な種類の魚が並びワクワクが止まらない品揃えとなっています!

そんな鮮魚売り場で魚と一緒に並ぶのがクジラです。ここまでクジラの商品を取り揃えるスーパーは他にないのではないでしょうか。赤肉、うでもの、干物、ベーコン、オバ(尾羽)、コロ、皮、ソーセージ、他… スーパーではなかなか置かれない商品まで販売されています。

たくさん取り揃えるクジラの商品中でも人気商品は“干物”と“あば肉”とのこと。

“あば肉”はなかなか店頭に並ぶことはなく残念ながら取材した日はお目にかかれませんでしたが、クジラを解体した際にでる余った部分を茹でたもので、商品棚に並ぶと、皆さんが喜んで買っていくレア商品との事です。塩味がついているのでそのまま食べたり生姜醤油につけてごはんのおかずやお酒のお供に食べたりと様々な食べ方がある人気商品とのことなので、是非見つけた際は買ってみてくださいね!

干物はマゴンドウ、ハナゴンドウ、カズハゴンドウの3種類が並びます。

お店の方に3種の干物の味の違いを聞くと、味は同じだけど脂ののり具合が違うとのことで、 マゴンドウ>ハナゴンドウ>カズハゴンドウ の順で大きいクジラのほうが、脂がのっていておいしいとの事です。スライスしてフライパンで炒めるとジャーキーのようになるのでお子様のおやつにしたり、お酒のおつまみにしたりと太地では定番の商品で、ニンニクやマヨネーズをつけて食べるのがおススメ。わざわざ干物を買いに大阪からくる方もいるという程のリピーターの多い商品です。

店頭でひときわ目を引いたのが、「うでもの」と呼ばれるクジラの内臓を茹でたもの。そのままスライスして生姜醤油やポン酢や辛子酢味噌をお好みでつけて食べるのがおススメです。なかなかの見た目をしていますが、食感がクセになってしまうクジラ好きにはたまらない商品です。

スライスされている物もあるので、すぐに食べたい方にはこちらがおススメです。

他にも太地町が企画して、和歌山県の尾崎酒造で作られたお酒「勇魚(いさな)」も売られてています。瓶のラベルには太地の歴史が書かれ、箱には古式捕鯨の様子が描かれたクジラの歴史を感じさせる素敵なデザインです。

漁協スーパーでは様々なクジラの商品が取り揃えているので、皮で炊き込みご飯やお味噌汁、コロでおでんや煮物、赤肉で刺身や竜田揚げ、おやつにソーセージや干物、おつまみにオバやうでものなど、ここにくればどんなクジラ料理の材料も手に入ります。

「くじらの町」太地町ならではの食文化を感じることのできるお店となっているので、太地のクジラ巡りをする際には是非お立ち寄りください!

▶太地漁協スーパー
住所:〒649-5171 和歌山県東牟婁郡太地町太地3170-7
電話:0735-59-3517
URL:http://www3.cypress.ne.jp/jf-taiji-sp/pfile.html

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