耳ヨリくじら情報
2025年10月13日は「スポーツの日」。日ごろからトレーニングに励む方やプロアスリートを目指す方にとって、日々の食事はパフォーマンスを支える重要な要素です。
そこで今回は、高タンパク・低カロリーで知られる「鯨肉」にアスリートの視点から注目します!
以前くじらタウン「くじらアスリート飯」特集より、3名のトップアスリートへのインタビューを基に、鯨肉の魅力とおすすめの鯨料理をご紹介します。
プロレスラー棚橋弘至さん

「生まれてこのかた、疲れたことありませんから」の名フレーズを持つ新日本プロレスの棚橋弘至さん。2021年1月1日にくじらタウンにて掲載したインタビューでは、棚橋さんにクジラの頭肉、心臓、ニタリクジラの赤身、ニタリクジラたたき、ミンククジラベーコン、ミンククジラベーコン醤油、ニタリクジラベーコン、ニタリクジラベーコン醤油の8種類を食べていただきました。

学校給食で竜田揚げなどの鯨料理を食べたことがある棚橋さんでしたが、「その時食べていた鯨とインタビュー時に食べた鯨は全然違う。美味しすぎてびっくりしました」と高評価!また、「クジラを食べたら、クジラみたいにスケールが大きな男になる」と、そのスケール感も魅力に挙げています。
「僕も今日の取材に備えていろいろ調べてきたんですけど、タンパク質の含有量はほんとすごいですよね。僕は今、体重が100kgなんですけど、今の筋肉量を維持するためには1日に100gのタンパク質を摂らないといけなくて、今より身体を大きくするためには、その2〜3倍のタンパク質が必要なんです。そうなると、朝昼晩毎食50g摂っても、さらにプロテインを摂らないといけないから大変。それを考えると、低カロリーなのにタンパク質がたくさん摂れるっていうのはすごいことです」
【おすすめの鯨料理】
棚橋さんが挑戦したい鯨料理はこちら
「鯨のステーキ」
理由:鯨肉を買ったとしたら、ぱぱっと作ってぱぱっと食べられるステーキが一番料理しやすそうですよね。おいしいし、夜なんかはステーキをアテに晩酌したい。
棚橋弘至さんのインタビューはこちら
元モーグル日本代表、オリンピアン 伊藤みきさん

元フリースタイルスキーモーグル日本代表、オリンピアンの伊藤みきさん。2021年8月4日に掲載したインタビューでは、伊藤さんに宮城県石巻市の『木の屋石巻水産』のクジラ加工品を食してもらいました。

良質な脂、良質な赤身肉はアスリートにとっては一番必要な栄養素として、実際に競技生活を送っていたころから意識して摂取していたという伊藤さん。取材に向けて鯨肉の栄養素を知り、興味が湧いたと言います。
「タンパク質の含有量が高い赤身肉は身体づくりに必須ですが、クジラの赤身肉なら、鉄分も多いから効率よく栄養を摂取できるのも魅力です」と話していただきました!
『くじらベーコン』を試食した伊藤さんは「どれもしっかり脂分があるのに食べるとさっぱりしていて、絶対パスタに合うと思いました。わたしはパスタが大好きなので、これでペペロンチーノを作りたいです!良質な脂だからニオイも気にならないし、身体にもいい一皿に仕上がりそうです」と新たな料理の提案も!
【おすすめの鯨料理】
「鯨肉を、身体の調子を整えることに役立てていきたい」と話す伊藤さんが挑戦してみたい料理はこちら
「くじらベーコンを使用したペペロンチーノ」
理由:良質な脂だからニオイも気にならないし、身体にもいい一皿に仕上がりそう
「鯨の餃子」
理由:赤身と脂身の両方を使った餃子を作ってみたい!
伊藤みきさんのインタビューはこちら
元プロボクサーWBCフライ級王者・内藤大助さん

現役時代は「最短男」のニックネームで親しまれた元WBCフライ級王者・内藤大助さん。
内藤さんは子どもの頃、祖母が作ってくれた料理の中で好きだったメニューの一つが鯨料理でした。その後、身体づくりのためにも食材の栄養面を意識するようになると、さらに鯨に惹かれるようになったそうです。しかも、学生時代から調理のアルバイトで培った腕を活かして、自分で鯨肉を使った簡単な料理を作ることもあるのだとか。
2022年3月30日に掲載したインタビューでは、内藤さんが下積み時代から作られていたという鯨缶詰を具材にした「炊き込みご飯」とホットサンドメーカーで作る「クジラのホットサンド」を実際に作っていただきました。

鯨肉のどういうところがアスリート向けなのか聞くと「高タンパク低カロリーなことはもちろん、カルノシンが含まれているところです。今日のために改めて自分でも勉強してきたんですけど、カルノシンって馬の筋肉にもたくさん存在する成分で、馬が一瞬で駆けだせる瞬発力があるのはカルノシンのおかげらしいんです。つまり、瞬発力が求められるボクシングには特にぴったりの食材ということですよね。しかも、DHAも豊富に含有しているし、最近の研究では、老化防止への効果が期待できることもわかってきたそうです。知れば知るほど最強の食べ物じゃないですか!」と熱く語ってくださいました。
【おすすめの鯨料理】
内藤大助さん直伝の鯨メニューはこちら
「クジラ缶詰を具材にした炊き込みご飯」
理由:大和煮の缶詰とすりおろした生姜やしめじ、味醂とお醤油で味を調えて炊きます。簡単にできて食材の量も目分量でOKのレシピです。
「クジラのホットサンド」
理由:キャンプが好きなので、キャンプで食べられるメニュー。食パンに千切りのキャベツと大和煮、そしてマヨネーズを挟んで焼くだけ。ほとんど包丁も使わないし簡単!
内藤大助さんのインタビューはこちら