【夏祭り】8月開催の『クジラ』祭りのご紹介 | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2023.08.16

【夏祭り】8月開催の『クジラ』祭りのご紹介

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7月にひきつづき8月に開催の『クジラ』がテーマのお祭りを2つご紹介!

ホエールタウンおしか ならではの“鯨の試食”や、四日市市で普通のお祭りではなかなか見ることのできない「鯨船行事(くじらぶねぎょうじ)」を開催!

捕鯨の町・牡鹿の文化を伝承する祭り!『令和5年度牡鹿鯨まつり』

宮城県石巻市で開催される『牡鹿鯨まつり』は、昭和28年から海難事故者の慰霊、鯨霊供養を込めて開催されているお祭りです。東日本大震災で甚大な被害を受けた牡鹿半島ですが、震災から2年後の平成25年には、規模を縮小しながらも復活祭として牡鹿鯨まつりが開催されました。新型コロナウイルスの影響による休止を経て、昨年度(令和4年度)には震災前と同じ場所での開催を実現。

捕鯨船広場前で開催されるお祭りステージでは、地元小中学生による演目や歌謡ステージなどが繰り広げられ、夜には鮎川港より打ち上げられる花火を間近でお楽しみいただけます。

また捕鯨の町ならではの「鯨の炭火焼き」が無料で試食できるコーナーが設けられるなど、朝から夜まで盛りだくさんの内容となっています!

チラシのダウンロードはこちらから

【開催概要】
『令和5年度牡鹿鯨まつり』
日程:2023年8月20日(日)
8:40~20:30
8:40~東日本大震災物故者供養 鯨霊供養祭 (如意輪山観音寺)
10:00~開会式・開会宣言
10:15~お祭りステージ
19:30~打ち上げ花火
会場:ホエールタウンおしか 捕鯨船前広場
住所:〒986-2523 宮城県石巻市鮎川浜南地内

指定無形民俗「南楠鯨船 龍神丸」

鯨船が大集結『第60回大四日市まつり還暦祭』

三重県四日市市で開催される最大のイベント、大四日市まつりは今年で第60回を迎え、「還暦祭」と銘打って8月5日(土)・6日(日)に開催されました。

市指定無形民俗「磯津鯨船 大正丸」
市指定無形民俗「磯津鯨船 大正丸」

メインの催しは、6日(日)に、全国で北伊勢地方にしかみられない「鯨船行事(くじらぶねぎょうじ)」(※)の鯨船山車全8艘(市内)が勢揃いする、というものでした。

鯨船を含めて、大四日市まつりに出演する山車や行列等の文化財や伝統芸能は、もともと、市内の各地域のお祭りで披露されるものであり、普段はその地域のお祭りでしか見ることができません。また、全長7~9m、全高3~6mほどもある大きな鯨船山車が、8つも集まるということはとても大変なことであり、簡単に実施できるものではないのです。

今年の大四日市まつりでは、普段その地域のお祭りでしか見られない豪華絢爛な鯨船山車を一度に見ていただくことができるだけではなく、演技の内容や鯨船、鯨の違いも楽しんでいただくことができる、大変貴重な機会となりました。

当日、残念ながら雨模様となり、富田の鯨船4艘は止むを得ず出場を断念し、8艘勢揃いは叶いませんでしたが、他の4艘は、雨が降るまで大勢の観衆の前で演技を披露し、まつりは大いに盛り上がりました。

※「鯨船行事」・・・陸上で行う模擬捕鯨行事で、全国でも三重県の北勢地方にのみ伝えられています。豪華に飾り付けられた船と張りぼての鯨が攻防を繰り広げるのが特徴で、中でも富田地区のものが最も古来の姿をとどめていると考えられ、平成9年には国の重要無形民俗文化財に、平成28年には全国33件の「山・鉾・屋台(やま・ほこ・やたい)行事」の一つとしてユネスコ無形文化遺産に登録されています。

大盛り上がりだった『大四日市まつり』今年の開催はもう終了してしまいましたが、来年は是非参加してみてはいかでしょうか。

【開催概要】
日程:2023年8月6日(日)
場所:大四日市まつり三滝通り会場
実施内容:南楠鯨船龍神丸、磯津鯨船大正丸、鯨船勢州組、南納屋町鯨船明神丸が順番に演技を披露。


今回掲載したお祭り以外でも色々な場所や季節にクジラにまつわるお祭りが開催されています。
お祭りを楽しみながら、日本とクジラの文化について触れてみるのはいかがでしょうか。

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