耳ヨリくじら情報

2026年10月3日(土)、東京・日本橋にて、子どもからシニアまで幅広い世代のクジラ好きの方や、クジラについて知りたい方が集まるイベント「食べて、知って、つながる!鯨食文化体験」が開催されました。
本イベントは、9月4日の「くじらの日」にちなんで企画されたものです。講師によるミニ講座や、鯨肉を使った料理の試食体験、さらには参加者同士で熱く語り合う交流タイムなど、日本の大切な食文化への理解を深める充実の時間となりました。
子どもから大人まで夢中!体験ワークで深く学ぶクジラミニ講座

前半のミニ講座では、一般財団法人日本鯨類研究所の田村力先生が登壇し、クジラの生態や食品としてのクジラに関する知られざる特徴について分かりやすく解説を行いました。


お話を聴くだけでなく、クジラ特有の音の聞こえ方を体感する骨伝導体験や、クジラのイラストに目や耳の正しい位置を予想して記入するイラストワークなど、参加者が主体となって楽しめる体験型のワークショップが随所に散りばめられました。

さらに、会場では講座で使用したスライド資料や下敷きに加え、今回のイベントで試食した料理を自宅でも気軽に試せる特製のレシピ冊子といった、情報がたっぷり詰まった各種資料も配布されました。
長くクジラに携わってきたスタッフも驚くような新しい情報が満載で、大人が勉強になる内容でありながら、お子さんたちも飽きることなく最後まで楽しんでいる姿が印象的でした。
できたてを堪能!「らじっく」板花さんによる鯨料理の試食体験

田村先生の授業が行われている最中、調理ブースでは鯨料理専門店「らじっく」の板花貴豊さんがその場で調理を開始。会場内は終始、鯨料理の良い匂いに包まれて参加者の期待感を高めていました。
今回提供された鯨肉は、ナガスクジラを使用。鯨肉の魅力を様々な角度から味わえるよう、鯨肉を焼いた「 くじら生姜焼き」、鯨肉を煮た「くじらオーロラ煮」、鯨肉を揚げた「くじらメンチカツ」という異なる3つの調理法で作られたメニューが振る舞われました。

「くじら生姜焼き」は、醤油、みりん、酒におろしにんにくを加えた風味豊かな特製タレで味をつけた家庭的な味わいで、お子さんたちから圧倒的な一番人気を獲得していました。

「くじらオーロラ煮」は、ケチャップやウスターソース、マヨネーズを合わせた特製タレを和えた一品。どこか懐かしい定番の給食メニューということもあり、大人の方々から「やっぱり美味しい!」と大好評。

「くじらメンチカツ」は、粗めにミンチされた鯨肉の弾力のある楽しい食感をダイレクトに堪能できる仕上がり。外はサクサク、中からはジューシーな旨味が口いっぱいに広がり、お酒のおつまみにもぴったりだと大人の支持を集めていました。

どの料理も食べやすく、参加者の皆さんは箸を止めることなくできたての美味しさを心ゆくまで堪能された様子でした。
お題を囲んだ交流タイムと質問会

美味しい鯨料理を味わった後は、本イベントの醍醐味である交流体験の時間がスタートしました 。
参加者はいくつかの席に分かれ、テーブルごとに用意された異なるお題を囲んで、賑やかなトークに花を咲かせました。クジラ好きの熱い思いを持った方々が集まった各席では、お題シートに対してカラフルな付箋にそれぞれの想いを書き込みながら、世代を超えた会話が弾んでいました。

「もし家で料理を作るならどんなメニューにする?」というお題に対しては、クジラ汁やクジラカツのタルタル添え、赤ワイン煮、カルパッチョ風など家庭で試したい楽しいアイデアが続出。
「バレニンでパワーアップして1日だけ疲れないなら、何をしたい?」という問いには、24時間釣りをしたい、ウルトラマラソン100kmに挑戦したいといったパワフルな目標が勢揃いしました。
「今日の授業を聞いて、自分の考えが変わったことはある?」というお題には、クジラにおへそがあることや豊富な栄養素について初めて知ったという驚きの声があがりました。
「今回の料理を一番食べさせてあげたい人は誰?」という質問には、ママや子供達、妻と息子など、大切な家族へ美味しさをシェアしたいという温かい付箋が多く寄せられました。

試食の時間が終わった後も会場の熱気は冷めやらず、実寸大のミンククジラの幕や、クジラの骨・ヒゲが並ぶ展示コーナーの前では、展示を囲んでさらに会話が弾んでいました。終了時刻のギリギリまで、登壇した田村先生や板花さんの周りで熱心に質問を投げかける参加者の姿がとても印象的でした。
最後に実施されたアンケートでは、参加者全員がイベントの満足度に「大満足」と回答]。「講義も楽しく料理も美味しかった」「ぜひ今後も定期的に開催してほしい」といった感想をいただき、イベントは大盛況のうちに幕を閉じました。
当日配布された特製レシピPDFと登壇者インタビューのご紹介
本イベントの試食体験で大好評だった「くじらオーロラ煮」「くじら生姜焼き」「くじらメンチカツ」の3種類のメニューの作り方が詳しく載った、くじらタウン特製のレシピデータを公開中!ご家庭で再現できる、便利なレシピPDFのダウンロードは こちら をご確認ください。
◆ 登壇者インタビューのご紹介
本日ご登壇いただいたお二人のより深いお話が楽しめるインタビュー記事が、くじらタウンにて公開中です。ぜひ合わせてご覧ください。
• 一般財団法人日本鯨類研究所 田村力先生のインタビューは こちら をご覧ください。
• 鯨食専門店「らじっく」 板花貴豊さんのインタビューは こちら をご確認ください。