【クジライベント】「消費者の部屋」にて2月7日まで開催中の特別展 クジラの調査や工芸品の展示、くじら汁の試食など盛りだくさん! | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2025.02.04

【クジライベント】「消費者の部屋」にて2月7日まで開催中の特別展 クジラの調査や工芸品の展示、くじら汁の試食など盛りだくさん!

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2025年2月3日(月)~2月7日(金)の5日間、水産庁は農林水産省の北別館「消費者の部屋」にて「食べる鯨をもっと身近に、簡単に!」と題した展示・販売イベントを開催しています。捕鯨業やクジラの調査・研究についてのパネル展示やくじら汁の試食などがあり、初日は開場とともにたくさんの人が訪れ賑わいました。
今回は展示の見どころを紹介します。

“クジラ”についてはここで分かる!パネル展示や資料の数々

会場入ってすぐには、日本の捕鯨業やクジラの調査・研究等についてパネルや資料で展示されています。クジラの捕獲枠には2024年7月に新しく捕獲対象に追加されたナガスクジラについても記載されており、令和7年度の新しい情報を確認することができます。

資料の中には、クジラの部位ごとのお肉の紹介やクジラが実際にどのようなことに使用されているのかを図で分かりやすく解説しているものや、クジラ料理のレシピや日本全国のクジラスポットの紹介など様々なクジラ関連の資料が並んでいます。
持ち帰っておうちでじっくり見ることもできるので、是非手に取ってみてくださいね。

クジラのヒゲや歯、工芸品も近くで見られる!

奥に進んでいくと、実物のクジラのヒゲ板が展示されています。ナガスクジラやイワシクジラ、ニタリクジラやミンククジラのヒゲ板が並んでおり、種類によって大きさが全然違うことが分かりますね。
そんなヒゲ板を使用した工芸品も展示されています。

ヒゲを使用した制作された宝船
ヒゲ皿・フォークセット

クジラの歯も実物と工芸品を見比べることができます。

マッコウクジラの歯
鯨歯製ネクタイピン・帯留め

歯はとても固く、加工が難しいと言われていますが、展示されているネクタイピンや帯留めはとても繊細でなめらかなデザインなので見とれてしまいますね。

“ナガスクジラ”の塩皮が入った「くじら汁」の試食提供

開催期間中は、2024年7月に捕獲対象として追加された“ナガスクジラ”の塩皮が入ったくじら汁の試食が12:00から提供されています。

くじら汁は塩漬けしたクジラの皮の脂身を野菜と一緒に味噌で煮た料理で、各地で郷土料理にもなっています。クジラの旨味が口いっぱいに広がり温まります。話題のナガスクジラを食べることができるチャンスです!

また、初日には森健(もりたけし)水産庁長官や西アフリカの福祉調査で来日していたギニア共和国ブスウラ国立水産科学研究所のサンバ・ディアロさんも訪問し、展示を見たりくじら汁を試食したりしていました。

“手しごとや 咲くら”ではクジラ料理が満喫できる!

一般開放している農林水産省の食堂「手しごとや 咲くら」ではクジラ料理を食べることができます!
「ニタリ鯨竜田カレー」「ニタリ鯨三昧御膳」と限定「鯨汁御膳」の3種類が展開されており、特別展の試食以外にもクジラ料理を味わえます。

ニタリ鯨三昧御膳

今回紹介するのは「ニタリ鯨三昧御膳(1200円税込)」。

ニタリクジラのステーキと竜田揚げが入っていてボリューム満点です。ステーキにはガーリックスライスや生姜等がのっているのでお好みで味変も楽しめます。竜田揚げは給食で食べたことがある方も多いのではないでしょうか。食堂の竜田揚げはカレー風味で柔らかく、ご飯とも相性抜群です。
一気に2つのクジラ料理が楽しめるので、初めて食べる方にもおすすめです。

また、消費者の部屋の玄関前ではクジラ加工食品の物販販売も行っています。

クジラの大和煮やくじらジャーキーなどごはんやお酒に合う加工品が並んでいます。今回は店員さんがおすすめする商品を3つ紹介します。

鯨須の子大和煮

クジラを食べたことがないって方やクセがあるのは苦手という方におすすめなのは『鯨須の子大和煮(920円税込)』。クジラの希少部位である畝洲(うねす)を使用した商品で臭みがなく食べやすいです。

鯨タンデミグラスシチュー
鯨の大和煮

最近新しく販売されているのが新捕鯨母船「関鯨丸」を記念したパッケージで5,000缶限定の『鯨タンデミグラスシチュー(500円税込)』と『鯨の大和煮(500円税込)』の2つです。
関鯨丸が初航海した時に捕獲されたニタリクジラを使用した商品ということで特別感がありますね。量も通常より多めに入っているとのことなので、満足感もあります。
他にも様々な加工品が販売されているので期間中にお好きな商品を見つけるのもおすすめです。

今回の展示は自由に出入りすることができるので、クジラについて興味がある方や捕鯨について学びたい方など、この機会にぜひ見に行ってみてくださいね。

■消費者の部屋「食べる鯨をもっと身近に、簡単に!」
期間:2025年2月3日(月)~2月7日(金)10:00~17:00
※2月3日(月)は12:00~17:00、2月7日は10:00~13:00となります
場所:農林水産省北別館1階「消費者の部屋」
(〒100-0013 東京都千代田区霞が関1丁目2−1)

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