3月23日、東京都・千代田区のホテル『ルポール麹町』にて、星薬科大学 塩田清二教授によるメディアセミナー「くじらの成分が秘める更なる可能性」が開催されました。

日頃からクジラを食べていると、年齢を重ねてもいつまでも元気いっぱい

セミナー冒頭に挨拶したのは、一般社団法人日本捕鯨協会理事長 山村和夫氏。捕鯨船員として南氷洋で捕鯨に携わっていたこともある山村氏は、「70を過ぎたわたしも子ども扱いされるほど、クジラを食べてきた先輩方は未だに元気そのもの」とのエピソードを披露して、クジラの栄養価の高さをアピールしました。

鯨肉は、抗疲労効果が期待される「バレニン」をはじめとする体に大事な成分を豊富に含んだ優秀食材

実際、高タンパク低カロリーなだけでなく、抗疲労効果が期待される「バレニン」や、DPA（ドコサペンタエン酸）、DHA（ドコサヘキサエン酸）などのn-3系多価不飽和脂肪酸（オメガ3脂肪酸）を多く含む鯨肉は、健康維持のためにも有効な食材。

アレルゲンが少ないから子どもたちも安心して食べられる

山村氏からバトンを引き継いだ塩田教授は、「アレルゲンが極めて少ないクジラは、子どもたちが安心して食べられる貴重なタンパク源」という特長も紹介。また、研究の結果、「認知機能・作業効率・集中力の向上効果」「抗うつ効果」「免疫力低下の抑制効果」なども認められているのだそうです。そのため、食事に鯨肉を取り入れたりバレニンのサプリメントを摂取したりすることで、コロナ疲れの軽減も期待できるとのことで、出席者一同興味津々の様子でした。

水産系シンガーソングライター・牧野くみさんによる「くじらのマーチ」歌唱も

塩田教授のセミナー終了後には、水産系シンガーソングライターの牧野くみさんがバレニンちゃんとともに登場。『くじらのマーチ』を披露して、会場を和ませてくれました。

「海の生き物なのに魚じゃないんだね」と子どもたちと話したことをうれしそうに報告

続く第二部に登場したのは、タレントの小倉優子さん。「コロナ禍での子育てと料理」をテーマに、塩田教授とトークを展開。これまでクジラを食べたことがなかったという小倉さんは、事前に自宅に届けられたクジラの尾の身は子どもたちと一緒に試したといい、「初めてでドキドキでしたけど見た目もキレイだし味もとってもおいしかったです」と満足気。「子どもたちとは、『海で暮らしているのに魚じゃないんだね！』っていう話で盛り上がりました」と家族の楽しい時間を振り返っていました。

クセがなく食べやすいクジラカレーもお気に入り

また、当日試食用としてイベント出席者にも提供されたクジラカレーの感想を尋ねられると、「クジラって言われなかったら何の肉かわからなかったと思います。全然クセもないし、おいしくいただきました」とコメント。須子（すのこ）とさえずり入りという豪華な内容で、「健康や美容にもいい成分がたくさん含まれているということなので、いつも食べているお肉のメニューに、クジラのお肉も加えていけたらいいなと思いました」と小倉さんも笑顔を見せてくれました。

まずは定番の竜田揚げからチャレンジしたい

「じゃあ、自宅でクジラ料理を作るとしたらどんな料理を作りたい？」と司会者から尋ねられると、会場で配布されたクジラのレシピ本をめくりながら、「竜田揚げは作ってみたいです。クジラの肉じゃがだとかの和食メニューも気になりますね」と楽しそうな表情。すると塩田教授がすかさず、「竜田揚げを作るときは加熱しすぎないのがポイントです。バレニンの成分が破壊されないので、より効率よく有効成分を摂取できますよ」とアドバイスしていました。

料理する時間がないときは、サプリメントでの栄養補給もおすすめ

さらに、シミやシワ予防に効果が期待できるプロテオグリカンの含有率も高いことが伝えられると、小倉さんはより関心が高まった様子です。しかし、「子どもがまだ小さいから、朝ごはんなんかは特に、自分は立ったまま済ませることがほとんどでゆっくり食事できない日もありますね」と悩みを明かすと、「そういうときこそ、抗疲労効果が期待できるバレニンサプリがおすすめです」と塩田教授。クジラの栄養素を効率よく摂取できるサプリメントなら、自炊する時間が取れないときの栄養補給にもうってつけですね。

また、イベント終了後には、共同船舶株式会社が稼働するクジラのキッチンカー「くじらジャパン号」前に移動して、バレニンちゃんとともにクジラカレーをPRしていた小倉さん。こちらのキッチンカーは都内各所に出没しているので、見かけたらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか！