耳ヨリくじら情報

2020.07.22

千葉県南房総の道の駅「和田浦 WA・O!」は、クジラを愛で、学び、味わえる!

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▲シロナガスクジラの全身骨格標本(レプリカ)

クジラに興味がある。クジラのことをもっと知りたい。そんな人におすすめなのが、千葉県南房総市和田町にある道の駅「和田浦 WA・O!(ワオ)」です。

日本屈指の「クジラの町」の魅力が詰まった道の駅

日本全国に所在する捕鯨基地のうちのひとつ、和田漁港を擁している和田町は、歴史ある「クジラの町」。町に面している和田浦の海では昔からクジラ漁が盛んで、様々なクジラ料理も発展してきました。

そんな和田町を海岸線添いに走っていると、ほどなくして見えてくるのが「和田浦WA・O!」(以下、WA・O!)の看板。建物前へと車を進めると、シロナガスクジラの全身骨格標本(写真上)がお出迎えしてくれます。地球上最大生物とされるシロナガスクジラの全長はなんと26メートル。迫力満点の展示を前に、思わずスマホで撮影したくなること間違いなしです。

▲万祝(まいわい)クジラ

車を降りて建物の中に入ると、2頭目の大型クジラ「万祝(まいわい)クジラ」(写真上)が登場。「万祝」とは、房総半島の漁村が発祥といわれる、江戸時代から漁師の晴れ着として作られてきた和服の一種のこと。大漁祝いの引き出物として配られていたことから、おめでたい雰囲気いっぱいの明るい柄であることが特徴です。柄をまとっているクジラのモチーフとなっているのは、和田浦の海で獲れるツチクジラ。鯨類では小柄なほうですが、それでも体長は約10~13メートルにも及びます。

「WA・O!」の館内には、万祝クジラが天井を泳いでいる「アトリウム(観光案内所)」の他、クジラの加工品やクジラグッズ、地元の農家さんが持ち寄った新鮮な野菜などを多彩にそろえた「直売所&お土産処 みなみや」、伝統のクジラ料理を様々に堪能できるレストラン「わだい処 和田浜」があります。

▲店内にはクジラがたくさん泳いでいます

和田浦の名物、クジラの魅力をたくさんの人に知ってもらいたい

「WA・O!」の創設者である櫟原八千代(いちはら やちよ)さんによると、「WA・O!」をオープンするきっかけとなったのは、会長を務めていた「和田浦くじら食文化研究会おかみさんの会」の活動だといいます。当時、旦那の秋治さんとともにクジラ料理屋「ぴーまん」を営んでいた八千代さん。「和田浦の名物であるクジラの魅力を多くの人に知ってもらいたい」とアクションを起こし、「鯨料理と月見の会」をはじめとする様々なイベントなどを手掛けていく中で、2011年には、「フード・アクション・ニッポンアワード コミュニ―ション・啓発部門最優秀賞」まで受賞されています。

そして、翌2012年11月7日には遂に「WA・O!」をオープン。千葉県内のその他の道の駅が第三セクター経営であるのに対して、「WA・O!」は八千代さん個人の経営だというから驚きです。開館準備を進めるにあたっては、「ぴーまん」を婿嫁に託し、「わだい処 和田浜」のメニュー開発にも力を入れてきたという八千代さん。クジラに対する熱量の高さには本当に驚かされます。

揚げたてを堪能できる「くじらコロッケ」には地元産ツチクジラを使用

▲くじらコロッケ  税込180円

現在、同レストランでは「クジラ竜田揚げ定食」「和田浜クジラカレー」「和田浜特製クジラ丼」の他、地元で獲れた海鮮をとりどりに楽しめる「大漁!舟盛り御前」などのバラエティ豊かな料理を提供。また、 地元産のツチクジラで作った「くじらコロッケ」(写真上/税込180円) や、短時間の運転休憩中に手軽に食べられるクジラ肉がたっぷり入った「くじら肉まん」(写真下/税込350円)も、人気です。

▲くじら肉まん  税込350円

クジラの加工品やクジラグッズはお土産としてもイチオシ

また、「直売書&お土産処 みなみや」で販売している、クジラ料理入り「和田浦名物 くじら弁当」(税込850円)も売り切れ必至。こちらは、八千代さんの婿嫁・洋子さんが若女将を務める食事処「ぴーまん」で作られているものです。

▲くじらの缶詰・くじらのたれなど販売

さらに、南房総名物の「くじらのたれ」(=クジラ肉を秘伝のタレに漬け込んで天日で干したもの)を数種類そろえているほか、クジラモチーフの蚊取り線香やクジラ型のプレートなどのキュートなアイテムも各種そろっています。

▲くじらグッズ

「クジラグッズの品ぞろえは日本一!」と八千代さんが言う通り、缶詰だけでも種類が豊富。また、他県の道の駅が「『WA・O!』でぜひ販売してほしい」と商品を送ってくれることもあるのだそうです。

世界各国から集めたクジラアイテムが並ぶ「鯨資料館」もお見逃しなく!

さらに、「WA・O!」に隣接する建物内には、クジラに関する資料や世界各国のクジラグッズを集めた「鯨資料館」も開館。他ではなかなか手に入らない貴重な書籍などもあるので、気になるものを全部見ていたらあっという間に時間が過ぎてしまうはず。

クジラが大好きな人にとっても、これからクジラについて学びたい人にとってもうれしいスポットなので、ぜひ一度観光がてら立ち寄ってみてくださいね。

道の駅 和田浦 WA・O!
住所:千葉県南房総市和田町仁我浦243
※ご来店の際には営業時間など最新の情報をご確認ください。

▶▶▶クジラ料理で地元でも有名な「ぴーまん」のお店紹介はコチラ

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