くじらの不思議
【クジラを学ぼう!】 で紹介されたクジラの不思議な生態について、もっと簡単に分かりやすくしたシリーズ【クジラ博士に学ぶ!】
第2回では、クジラの「呼吸(こきゅう)」や「泳ぎ方」が、魚とは全然ちがうことを学びましたね。 今回は、もっと体の内側のひみつについて、クジラ博士といっしょに学んでいきましょう!
クジラの体温:クジラは冷たい海の中では寒くないの?

魚とクジラは、体温の保ち方がちがいます。

魚は「変温動物(へんおんどうぶつ)」
多くの魚は、まわりの水の温度に応じて変化します。水が冷たくなれば体も冷たくなり、暖かくなれば体も温かくなります。

クジラは「恒温動物(こうおんどうぶつ)」
クジラはわたしたち人間と同じで、まわりの水が冷たくても、体温をいつでも一定(約35〜36度)に保つことができます。 「冷たい海で寒くないの?」と思うかもしれませんが、クジラは厚い脂肪(しぼう)のコートを身につけて、熱が逃げないように工夫しているんですよ。
クジラはどうやって生まれるの?

次は「生まれ方」のちがいです。
魚は「たまご」から産まれます。
ほとんどの魚は、水の中にたくさんのたまごを産み落とします。たまごからかえった魚の赤ちゃんは、自分たちで一生懸命にエサを探して、食べて、どんどん大きくなっていきます。
クジラは哺乳類の仲間なので、卵は産まずに「赤ちゃん」を産みます。
お母さんのお腹の中でしっかりと成長してから、外の世界へ産み落とされるのが特徴です。
また、産まれた後の育ち方も魚とは異なります。クジラの赤ちゃんはお母さんの「おっぱい」を飲んで育ちます。栄養満点のミルクを飲むことで、赤ちゃんは驚くほどの速さで大きく成長していくのです。
クジラは海に住んでいるけれど、体の仕組みや子育ての方法を見ると、魚よりも人間に近い仲間だということがわかりますね。
「体温を一定に保つこと(恒温動物)」や「お母さんのお腹から産まれて、おっぱいで育てること」は、哺乳類(ほにゅうるい)ならではの特徴です。
次回は『クジラは何を食べているの?』について、詳しくお話します。
クジラが食べている「メニュー」は?どのようにして食べているの?
そんな疑問について学ぼう!
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