耳ヨリくじら情報

2026年7月7日(火)、摂南大学枚方キャンパスにて『鯨の料理教室〜調理し、食べ、おいしさを実感しよう〜』が開催されました。
今回参加したのは、同大学農学部食品栄養学科の4年生13名。
一般社団法人日本食育者協会と一般財団法人日本鯨類研究所の共催のもと、セミナーと料理教室が実施されました。
セミナーでは「クジラと日本人」をテーマに、両者の歴史的な関わりや持続可能な捕鯨業、さらには食糧資源としての重要性について解説。その後の料理教室では、実際に鯨肉を調理して味わうことで、鯨のおいしさと魅力を体感してもらうことを目的に、有意義な時間が設けられました。
セミナー
セミナー前に、今回の料理教室開催に協力してくださった摂南大学農学部食品栄養学科の
安藤真美教授から簡単な鯨肉に関する説明がありました。

セミナーの講師は、元近畿大学教授であり、(一社)日本食育者協会理事を務めている山根猛先生。
クジラと日本人との関係の歴史を中心に、資源管理、捕鯨、鯨食文化について解説されました。

鯨肉を使用した調理実習


調理講習・実習での講師は、日本おばんざい協会おばんざい伝承師師範であり、
食育キッチン石黒主宰の石黒美江先生。



料理のメニューは鯨の竜田揚げ、さらしくじらの酢みそあえ、鯨のハリハリ鍋。始めに、石黒先生が調理に関する講習を行い、その後に生徒が調理をしました。
展示物
イベントを行った調理実習室には、ヒゲ・歯の生物標本、工芸品、鯨食に関するパネル、日本食育者協会が保有するブックカバーのスタンプラリーの展示を行い、展示を交えて説明を行い、生徒たちにより一層クジラという生き物の理解を深めてもらいました。


参加した生徒の半数が「鯨肉を食べるのは初めて」という状況でしたが、調理や実食への抵抗感を見せる生徒はおらず、むしろ新鮮な驚きとともに大好評のうちに幕を閉じました。今回の体験は、次世代を担う若者たちが日本の伝統的な食文化を見つめ直す、貴重な第一歩となったようです。