コンセプトは「食べるクジラをもっと身近に、簡単に」。農林水産省で開催の『消費者の部屋』が初日から盛況 | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2026.02.18

コンセプトは「食べるクジラをもっと身近に、簡単に」。農林水産省で開催の『消費者の部屋』が初日から盛況

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2月16日、「食べるクジラをもっと身近に、簡単に」をコンセプトとする展示『消費者の部屋』がスタートしました。会場は農林水産省の別館。捕鯨の歴史から、全国各地のクジラ料理、クジラの栄養素などについて幅広く学べる内容とあって、初日から多くの来場者で賑わいました。

世界唯一の捕鯨母船「関鯨丸」の模型

展示の目玉は、世界唯一の捕鯨母船『関鯨丸(かんげいまる)』の模型です。2023年に起工、2024年に竣工した『関鯨丸』は、総重量9,299トン、全長112.6メートル、船幅21メートルの巨大な船で、モーター駆動の電気推進システムを採用しており、7,000海里(約13,000キロメートル)もの距離を航海することが可能。しかも、捕獲したクジラを引き揚げる船尾部分の「スリップウェイ」が、以前の捕鯨母船と比べて緩やかな傾斜に設計されていることから、70トン級の大型クジラまで引き揚げることができます。

また、上甲板が巨大な“まな板”として設計されているため、引き揚げたクジラはその場で解体されて、真空パックに詰めて船内で冷凍保管されるのが大きな特徴。いうなれば、“動く冷凍食品工場”です。

つまり、世界にも他に例を見ない仕様の巨大船ということになりますが、模型のサイズ感は、女性が両手を広げたほどの全長なので、隅から隅まで見渡せるのがうれしいところ。しかも、捕鯨母船からの指示に従って、クジラを追尾して捕獲する“キャッチャーボート”の一つ『第二勇新丸』の模型も一緒に展示されているので、2つの船の構造の違いなどを観察することもできます。

模型の隣には、『関鯨丸』『第二勇新丸』の乗船員たちがどんなふうにクジラを捕獲して、開催作業をおこなっているのかについての説明も添えられているので、捕鯨について正しく理解できるのも魅力です。

また、クジラの歯で作った将棋の駒や印材、クジラのヒゲ製のカトラリーや髪留めなどの工芸品、鯨肉加工品の展示スペースも設置。

浅草「捕鯨舩」の缶詰
元祖くじら屋の缶詰

鯨肉の缶詰やジャーキー、サプリメントなどは販売コーナーも設けられていることから、鯨肉やクジラの栄養に興味を持った来場者が、売り子さんとの会話を楽しみながら商品を買い求めていました。

そしてもう一つのお楽しみは、館内の食堂『手しごと屋 咲くら(さくら)』で提供されていたクジラ料理です。『手しごと屋 咲くら』は、入館証なしで誰でも利用できるうえ、栄養バランス満点の料理を手ごろな価格で楽しめることから、お昼時にはひっきりなしにお客さんが訪れる人気店。そのときどきの旬の食材や、農林水産省が推している食材を活かした期間限定のメニューを目当てにするお客さんもたくさんいます。

また、最近では、2024年に捕鯨対象に加わったナガスクジラを堪能できる「ニタリ鯨三昧御膳」が人気ですが、今回のイベント期間中限定で(2月16日~2月20日)、「鯨汁御膳」も登場。大盛りの鯨汁に、クジラの竜田揚げがついた豪華な内容で、野菜もたっぷり摂取できることから、高い美容効果も期待できそうです。

しかも、イベント期間中は、「ニタリ鯨三昧御膳」についてくる味噌汁をプラス300円で鯨汁に変更可能なので、「鯨汁」「鯨ステーキ」「鯨の竜田揚げ」の3種類のクジラ料理を楽しめる「ニタリ鯨三昧御膳」はとってもお得。消費者にとっても、ニタリ鯨のおいしさを知る絶好の機会となったようです。

このイベントは2月20日(金)まで開催しているので、まだの方はぜひ足を運んでみてくださいね。

【開催概要】
■イベント名
消費者の部屋「食べる鯨をもっと身近に、簡単に」
■展示内容
・捕鯨の歴史
・ミンククジラ実寸大幕
・鯨料理のレシピ
・捕鯨船の模型
・鯨の工芸品
■物販開催
・鯨肉
・鯨加工品
■食堂
 農林水産省 食堂「手しごとや 咲くら」にて
ナガスクジラ、鯨汁を販売します
■日程
2月16日(月)~2月20日(金) 10時~17時
※2月16日は12時から。2月20日は13時まで。
■会場
農林水産省北別館1階「消費者の部屋」
東京メトロ「霞ヶ関」駅下車。A5、B3a出口すぐ
住所: 東京都千代田区霞ヶ関1-2-1

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