「巣鴨くじら祭り2025」が今年も開催! 三遊亭金八師匠の落語ワークショップやクジラビンゴ大会も大盛況 | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

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2025.12.03

「巣鴨くじら祭り2025」が今年も開催! 三遊亭金八師匠の落語ワークショップやクジラビンゴ大会も大盛況

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巣鴨地蔵通り商店街の恒例イベントとして、たくさんの人が楽しみにしている「巣鴨くじら祭り」が今年も開催されました。今年の開催日は3連休中日の11月23日で、会場は例年通り、巣鴨商店街入り口に立地する「眞性寺(しんしょうじ)」境内。午前中から多くの来場者で賑わいました。

会場内には、「第10回くじら川柳」の入選作が展示されたほか、全国各地の“くじらの町”を紹介するパネルやパンフレットも用意され、通りすがりに興味を引かれて足を止める人も。

「くじら川柳」子ども部門の大賞に選ばれた3作品は次の通り。

「くじらじる ゆげでメガネが くもりそう」(小学校3年生)
「日本は 島国海国 くじら国」(小学校6年生)
「油の中 ゆうがに泳ぐ たつたあげ」(小学校6年生)

そして、大人部門の大賞3作品は次の通りです。

「畝より タプタプなのは 母の腹」
「大海の クジラのごとく 孫生きよ」
「鯨棲む 海は豊かな 指標かな」

全国のくじらの町紹介コーナーには、トートバッグやエコバッグ、カレンダー、缶バッジなどのくじらグッズが当たる「くじらガラポン」も登場。子どもから大人まで大勢が列をなして、抽選機回しを楽しんでいました。

また、会場の一画では、事前申し込みの子どもやその家族を対象に、「クジラ・ワークショップ」を開催。一般財団法人・日本鯨類研究所の早武真理子さんが講師を務め、「鯨という漢字の成り立ち」「クジラとイルカの違い」「日本では2019年から商業捕鯨が再開されていること」「鯨種ごとに捕獲していい頭数が決まっていること」「クジラはどのようにして捕獲されているのか」などをわかりやすく解説してくれました。

ワークショップ終盤には、クジラは皮や筋肉、内臓、頭の軟骨、尾びれなども食べられることも解説。ワークショップ参加者や事前申込者に配布された「くじら弁当」では、クジラの炊き込みご飯とクジラの竜田揚げを堪能できるとあって、子どもも大人も“食としてのクジラ”にも興味津々の様子でした。

ワークショップ終了後には、落語家の三遊亭金八師匠による「くじらちびっこ寄席~くじら落語ワークショップ」がスタート。師匠の話に最前列で耳を傾けていた小学4年生の久崎泰誠(きゅうざき・たいせい)君に、金八師匠が「金八師匠の稽古を受けてみない?」と呼びかけると、泰誠君は二つ返事でOK! そのままステージに登壇して三遍稽古(さんべんげいこ)を受け、小噺にチャレンジしました。

ちなみに、三遍稽古とは落語の世界ならではのしきたりで、師匠が弟子と向かい合って、教えたい噺を3回披露したら、弟子は4回目には同じことをひとりで実践できなくてはいけないというものです。金八師匠の期待に見事応えた泰誠君は、一緒にステージに上がった大正大学の学生とともに、観客からあたたかい拍手を送られました。

2人の弟子に稽古をつけた金八師匠は、続けて、自作のビンゴカードを参加者に配布して、「くじらビンゴ」を開始。これは、「①クジラの種類」「②クジラの部位」「③捕鯨基地・クジラと縁の深いまち」「④クジラモチーフのゆるキャラ・クジラが入った慣用句」「⑤クジラ料理」の5種類の言葉で構成されたビンゴで、「①イワシクジラ」「②鹿の子」「③網走」「④ガスクジラ・めくじら」「⑤タレ」などのキーワードが次々と読み上げられていきました。

ビンゴの勝者たちにプレゼントされたのは、金八師匠自ら購入してきた「くじら餅」。あずき、味噌、黒糖、白砂糖のラインナップからめいめいが好きなものを選び、大満足の笑顔を見せてくれました。

ワークショップ、落語、ビンゴとお楽しみがてんこ盛りの1日で、参加者たちは楽しみながらクジラについての知識に磨きをかけられたに違いありませんね!

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