9月4日は「くじらの日」未来へつなぐ食育体験!「夏休みクジラ子ども料理教室」を実施 | 耳ヨリくじら情報 | くじらタウン

耳ヨリくじら情報

2025.09.04

9月4日は「くじらの日」未来へつなぐ食育体験!「夏休みクジラ子ども料理教室」を実施

Share :

9月4日は「くじらの日」。「鯨(くじら)と日本人の共生を考える日」として「9(く)4(じ)ら」である9月4日に制定されました。
くじらタウンではこのくじらの日イベントとして小学生を対象とした「クジラ 子ども料理教室」を開催しました。
この教室では、参加した子どもたちにクジラの生態について学んでもらうだけでなく、実際に鯨肉に触れ、調理し、自分たちで作った料理を味わうという、クジラについて様々な角度から知ってもらう体験教室となりました。海の恵みと命の尊さを肌で感じながら、未来へ続く食の楽しさを発見する一日となりました。元気いっぱいの子供たちが、クジラについて学び鯨肉料理に挑戦した様子をご紹介します!

クジラの生態から栄養素まで解説!「クジラ講座」

「クジラ講座」では一般財団法人 日本鯨類研究所から特別講師・早武真理子さんが「くじらぬりえ 」を使ってクジラの生態やクジラの利用方法、栄養について解説。
赤肉は、牛や豚、鶏などと比べて低カロリーで、さらに高タンパク、低脂肪という、成長期のお子さんも嬉しいヘルシー食材!

日本で捕って食べられているクジラ(イワシクジラ・ニタリクジラ・ミンククジラ・ツチクジラ・ナガスクジラ)の種類についてや、古式捕鯨の様子をぬりえのイラストを通して説明すると「わぁすごいね」といった声が聞こえる場面も。

くじらぬりえより

また、日本では”クジラは余すとこなく利用されている”というお話から赤肉や皮などの部位ごとの利用方法やクジラに含まれる豊富な栄養の話を聞いている時は「美味しそうだね」「食べてみたい」といった声もあがり、調理前からお腹を空かせた様子が伺えました。

鯨ベーコンを使ったかんたんレシピ「生春巻き」

今回調理したメニューは、家でも作れる簡単レシピ「クジラのステーキ」と鯨ベーコンを使った「ベーコン春巻き」です。
料理を教えてくれたのは、東京都あきる野市に鯨料理専門店「らじっく」を構える、元捕鯨乗組員の板花貴豊さん。
初めに、板花さんが調理工程をポイントを抑えながらレクチャーしました。子どもたちは前のめりで興味津々な様子。

ベーコン春巻きは野菜などの具材を切る作業から始まります。みなさん猫の手で包丁を持って慎重に切っていきます。

難しい作業はお母さんと協力しながら♪

鯨のベーコンも細かく切っていきます。具材を切り終わったら、水にくぐらせたライスペーパーに切った具材を全てのせて巻いたら出来上がり!

ベーコン春巻き

肉の塊に圧倒される!鯨のステーキ

生春巻きを作り終えたら、次は「鯨のステーキ」を調理!
調理台には大きな赤肉の塊が登場し、初めて見る迫力に参加された子どもたちや保護者も驚いていました。

赤肉の解凍方法についての解説を聞いた後に、参加者は自分で調理するお肉を大きい塊からお好みのサイズにカットすることに!
初めての体験に皆さん緊張しながらも笑顔があふれていました。
給食やイベントで鯨料理を食べたことがある人は多いですが、鯨肉の塊を見たり、カットする機会はなかなかないので貴重な体験だったのではないでしょうか。

カットしたら、鯨肉をフライパンで、焼いていきます。片面に焼き目がついたらひっくり返してフタ(今回はフタの代わりにアルミホイル)をのせて焼いていきます。
刺身でも食べられる赤肉を使用しているので、柔らかく食べられるようにレアめに焼き上げました。

焼き上がったら、食べやすい大きさにカット。フライパンで温めた特製の玉ねぎの特製ソースをかけて出来上がりです!

鯨のステーキ

自分で作った料理、ということもあり皆さん美味しそうに食べられていました。
参加者の中には、鯨肉を初めて食べる方もいて、この料理教室の参加を機に「家でも作ってみたい」、「(鯨料理を提供している)お店で食べたい!」といった声も多く寄せられました。

参加した子どもたちは、実際に調理に挑戦し、自分たちの手で料理に挑戦することで美味しく楽しく鯨について知ってもらえたのではないでしょうか。

今後もくじらタウンでは様々なイベントを開催予定ですので、興味のある方は是非参加してみて下さいね。鯨について知って食べて楽しんで知ることができる機会になる事間違いなしです!
今回作ったレシピは下記よりご確認下さい。簡単で美味しいクジラ料理にぜひ挑戦してみてくださいね!

■レシピ
鯨ステーキ
ベーコン春巻き

Share :