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2019.09.17#カルチャー

映画・本の紹介

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『食生活 第106巻8月号』「特集」鯨肉

かつて鯨は、日本人にとって貴重なタンパク源であり、また骨や筋、髭にいたるまで、さまざまな形で利用されていました。食文化はもちろん、工芸品などさまざまな文化にも活かされてきたのです。8月号の特集は、そんな鯨について、多角的に見ていきます。

書名:月刊食生活2012年8月号
発行:カザン
発行日:2012年7月10日
ISBN:978-5-101295-61-6

『土佐の鯨男 柳原勝紀伝』

日本に近代捕鯨が導入されて間もなく、古式捕鯨からの伝統ある捕鯨の町室戸で生まれ、一介の捕鯨労働者から小型捕鯨の経営者として身を起こし、やがて大型捕鯨へと発展させて日東捕鯨株式会社を設立し、日本の近代捕鯨の発展に大きく寄与した柳原勝紀氏の生涯を描いた。

書名:土佐の鯨男 柳原勝紀伝
著者:柳原紀文・大隅清治
発行:(株)水産タイムズ社
発行日:2011年11月21日
ISBN:978-4-902904-12-3

『クジラを食べていたころ-聞き書き 高度経済成長期の食とくらし』

戦後の食料難の時代における鯨肉消費と、その後の高度経済成長期の「食卓の変遷史」を各地域の人々に聞き書きし、食生活誌学から戦後日本社会史の一断面を浮かび上がらせる試み。

書名:クジラを食べていたころ-聞き書き 高度経済成長期の食とくらし(グローバル社会を歩く①)
編者:赤嶺淳
発行:グローバル社会を歩く研究会
発売:新泉社
発行日:2011年12月15日
ISBN:978-4-7877-1115-1

『日本の鯨食文化-世界に誇るべき”究極の創意工夫”』

学校給食から「クジラの竜田揚げ」が消えて久しい。鯨肉の供給量は、反捕鯨勢力の圧力で激減し、すっかり高嶺の花となった。一度も食べたことがないという日本人が増えている。私たちは古来、食べることを前提にクジラを捕ってきた。皮も内臓も軟骨も、一頭を余すところなく食べる。江戸時代に、八〇種以上の部位を解説した料理本が書かれていたほどだ。

なにより愛着と敬意をもってクジラに接してきた。こんな優れた食肉文化は、世界を見渡しても他にないだろう。固有の食文化こそが、民族性の基本である。途絶えさせることなく、後世に伝えなくてはならない。(本書表紙裏から)

書名:日本の鯨食文化-世界に誇るべき”究極の創意工夫”
発行:祥伝社(祥伝社新書)
発行日:2011年6月10日
ISBN:978-4-396-11233-2

『徳家秘伝 鯨料理の本』

日英のレシピ付で肉から内臓までの料理を紹介した国際的な鯨料理の本です!古くから物資の流通基地、天下の台所として栄えた大阪では、鯨は外食よりも家庭料理が主流でした。流通量が激減し、くじらが庶民の食卓から消えて久しくたちますが、浪花っ子のおかみが次世代のために家庭で鯨料理ができるようにと配慮した素材の紹介や下ごしらえを含む鯨料理書の決定版です。写真も大変美しく、鯨食にかかわるエッセイ7編も収録。

書名:徳家秘伝 鯨料理の本
発行:講談社
発行日:1995年4月15日
ISBN:4-06-207579-2

『Fukuoka Style vol.12』「特集」西海の捕鯨

江戸時代隆盛をきわめた日本最大の産業であったとされる西海捕鯨の特集号。江戸時代の捕鯨を描いた錦絵や絵図を美しいオールカラー紹介するのと同時に、当時をしのばせる捕鯨基地の現在の町並みを対比させる構成となっている。

これ一冊で日本人と鯨の関わりの多くを知ることができる。1832年に刊行された鯨料理の専門書である「鯨肉調味方」の紹介も含まれ、文末には捕鯨史や捕鯨基地等の英語のサマリーも記載されている。FSは福岡からの情報発信を目的とした季刊雑誌(現在休刊中)。

書名:Fukuoka Style vol.12  「特集」西海の捕鯨  
発行:福博綜合印刷株式会社
発売:星雲社
発行日:1995年10月31日
ISBN:4-7952-9264-7

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