くじらの栄養・調理情報局
ABC Cooking Studioにて「親子で作ろう!くじらの竜田揚げバーガー」の料理レッスン開催!
11月20日(日)東京都丸の内にあるABC Cooking Studioにて、親子で一緒に楽しくクジラについて学び、クジラ料理に挑戦するレッスンが開催されました。
料理レッスンの前にクジラについて学ぶ時間があり、まず一般財団法人日本鯨類研究所の久場朋子さんよる「クジラという生き物について」の解説がありました。
「クジラという生き物」「日本とクジラの関り(捕鯨やクジラの利用方法)」「クジラの研究とは(研究所の役割」の3つのテーマで、映像を見ながらの解説を参加の皆さんは興味深く聞き入っている様子でした。
次に、管理栄養士の本城桂子さんより「クジラの栄養」についての解説があり、クジラに含まれる「バレニン」という体を疲れにくくする成分の説明や、クジラの脂肪に多く含まれる「DHA」や「EPA」といった頭が良くなるといわれる成分の説明がありました。皆さんクジラの栄養素の高さに興味津々の様子でした。 クジラの栄養素について詳しく知りたい方はこちら から。
最後に「クジラの解凍方法」についての解説です。
クジラ肉は冷凍で販売されている為、おいしく食べる為には新聞に巻いておいしいエキスが外に流れ出ないようにしてから半日~1日かけて冷蔵庫で解凍することが重要という説明があり、家でクジラ料理に挑戦する際にとても参考になる情報ですね。
クジラについて学んだあとは、いよいよ皆さんエプロン姿に着替えて料理スタートです!
今回はニタリクジラの赤身を使用して竜田揚げを作ります。
鯨肉をタレに漬け、竜田揚げにしてバンズに挟みます。
お父さんお母さんは、お子さんと調理しながらお子さんが楽しそうにしている様子や料理を写真におさめていました。
鯨肉の竜田揚げが揚がる頃には教室内に良い香りが広がり、出来上がりが楽しみです。
みなさん料理の完成にワクワクしながら楽しそうに親子でバンズに具を挟んだりして、盛り付けていました。
揚がったクジラの竜田揚げをバンズに挟みソースをかけて完成です!
出来上がった竜田揚げバーガーを席に持ち帰り試食しました。
大人の皆さんは鯨肉を食べた事のある方が多かったですが、お子さん達は初めて食べる方がほとんどで、自分でつくった鯨肉の竜田揚げを「おいしい!」といって嬉しそうに試食されていました!
「思ったより簡単だった」「楽しかった」「おいしかった」との声を聞き、鯨肉のおいしさを知り、ご自宅でも鯨肉料理にチャレンジしてみてもらえるのではないでしょうか。
ABCクッキングスタジオでのレッスンの様子はこちらからご覧ください。
【クジラの竜田揚げバーガー】
■材料(2人分)
・鯨肉 120g
・a
玉ねぎ 20g
リンゴ 20g
しょうが 1/2片
にんにく 1/2片
酒 大さじ1/2
みりん 大さじ1・1/2
砂糖 小さじ1/2
しょうゆ 大さじ2
・片栗粉 30g
・サラダ油 適量
(揚げ油)
・漬け汁の液体 全量
・水 大さじ1
・砂糖 小さじ1
・b
片栗粉 小さじ1/2
水 小さじ1
・グリーンリーフ 20g
・トマト(輪切り 2枚(1/2個分)
・市販のバーガーバンズ 2個
・市販のタルタルソース 大さじ2~
・レモン(くじ形切り) 1切れ(1/8個分)
■下準備
・鯨肉は繊維に逆らって、ひと口大・厚さ3~5mmに切っておく。
・玉ねぎは根元を除き、ザク切り。
・りんごは塩(材料外)でこすり洗いし、種
・芯を除き、皮付きのままザク切り。
・しょうがは皮付きのままよく洗っておく。
・にんにくは皮・芯を除いておく。
・ミキサー(ミル)カップに玉ねぎ・りんご・しょうが・にんにくを入れ、なめらかになるまでミキサーにかけておく。
・ビニール袋にaを入れ、鯨肉を加えて漬けておく(30分)。
・片栗粉・水を合わせておく(b)。
・グリーンリーフは食べやすい大きさにちぎり、水にさらし、水気を除いておく。
・バーガーバンズは半分に切り、タイミングを見計らって、予熱を入れたオーブンで温めておく(200℃約2分)。
・レモンは斜め半分に切っておく。
■作り方
①鯨肉をaから出し、汁気を拭き取る。
②全体に片栗粉をまぶし、180℃の油でサクッとするまで揚げる(1分30秒前後)。
③ザルなどでこしたaの液体・水・砂糖を鍋に入れ、沸騰させ、アクを除く。
④ bでとろみをつける(たれ)。
⑤バーガーバンズ(下)の断面にタルタルソースを少量塗り、グリーンリーフ・トマト・2の順に重ね、たれ・タルタルソースをかける。
⑥バーガーバンズ(上)ではさむ。
⑦器にのせてレモンを添えたら完成。