唯一無二!個性的なクジラたちが彩る作品の数々 レジンハンドメイド作家 めた‧⁺ ⊹˚. さん | 聞く | くじらタウン

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2026.08.12

唯一無二!個性的なクジラたちが彩る作品の数々 レジンハンドメイド作家 めた‧⁺ ⊹˚. さん

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長野県出身で、幼い頃から海や魚が大好きな「めたさん」。
普段は美容師として働きながら、パラレルキャリアでハンドメイド作家として活動しています。現在は「クジラ」をモチーフにした透明感あふれるハーバリウムを制作。まるで部屋の中に壮大な海の世界が広がっていくような、癒やしの作品を届けています。

今回はたくさんのクジラたちを生み出してきためたさんにお話を伺いました。

憧れから形に

ーーー数あるモチーフの中で、なぜ「クジラ」に魅力を感じ、テーマに選ばれたのでしょうか?作ろうと思ったきっかけや、ハンドメイド作家として活動を始められた経緯を教えてください。
「小さい頃は、大きくてかっこいいクジラやシャチ、イルカにシンプルに憧れていました。それが大人になり、仕事を始めるようになって忙しい日々を送る中で、改めてクジラを見たときに、少し違う魅力を感じるようになったんです。あのコロンとした丸いフォルムが愛らしくて、なにより、海の中をのんびりと暮らしている姿が「時間に囚われていない感じ」がして、すごくいいな、癒されるなと思いました。作品を手に取ってくださった方にも、その『時間に囚われないのんびりした空気感』や『癒やし』が、そのまま伝わればいいなと思いクジラにしようと決めました!」

きっかけは誕生日プレゼント

ーーーくじらと出会ったきっかけや思い出がありましたら教えていただきたいです。
「初めてクジラを見たのはもちろんテレビの映像だったと思うのですが、自分の中で一番印象に残っている原点は、子どもの頃に誕生日のプレゼントとしてもらった図鑑です。海のない長野で育った私にとって、その図鑑を開いたときに見たクジラは本当に特別で、ページをめくるたびに『こんなに大きくてかっこいい生き物がいるんだ!』とワクワクしたのを今でもよく覚えています。」

誕生日プレゼントの図鑑

実はその図鑑、今でも大切に持っていまして、作品を作る際のデザインの参考にしたり、時々開いて見返したりしているんです。子どもの頃の純粋なときめきが今も作品作りの源泉になっていて、私にとって大切な出会いだったなと感じています。」

ーーーこれまでに本物のくじらを海でご覧になったことはありますか?もしある場合、その時に感じたことや、それが現在の作品に与えている影響などがあればぜひ教えていただきたいです。
「実は、本物のクジラはまだ見たことがないんです。ただ、本当にクジラが大好きなので、一度本気でホエールウォッチングに行こうと計画して、準備を進めていたことがありました。その時はタイミングが合わず見ることが出来なかったんです。今でも『いつか絶対に本物のクジラをこの目で見るんだ』というのが、私の大きな夢の一つです。」

ーーーめたさんの作品に登場するクジラは、特定の種類をモチーフにされているのでしょうか?作品づくりのベースとなっているクジラがあれば、その理由も教えてください。
「特定の種類のクジラはあえて決めていなくて、そこは『手に取った方の見方に任せたいな』と思っています。私が作っているのは、くじら型の小さな世界です。手にしてくださった方が、子どもの頃の私のように『大きくてかっこいいクジラだ』とワクワクしてくれても嬉しいですし、仕事に疲れた大人の目線で『のんびり泳ぐ癒やしのクジラだな』と感じてくれても、あるいは『シロイルカ(ベルーガ)みたいで可愛いな』と思ってくれても、どれもすべて正解なんです。種類をこれ!っと限定しないことで、見る人が自分の心の中にある『好きな景色』『好きなクジラ』を自由に重ね合わせられるような、そんな優しい余白を大切にしています。」

ーーークジラにはシロナガスクジラ、ザトウクジラ、マッコウクジラなど様々な種類がいますが、めたさんが一番好きなクジラの種類は何ですか?
「クジラの仲間である、ベルーガ(シロイルカ)が一番好きです。大人になってから特に惹かれるようになったのですが、あの真っ白でコロンと丸いフォルムが本当に愛らしいなと思います。水族館でも見ることができ、いつもおっとりしていて、優しく人懐っこくのんびり暮らしている感じがして……。現実を忘れさせてくれるようなあの優しい空気感に、すごく救われました。」

ーーーめたさんにとって「クジラ」はどのような存在ですか?作品づくりだけでなく、ご自身の中でどのような意味や想いを持つモチーフなのかお聞かせください。
「私にとってクジラは、『忙しい日々の時間を、ふっと緩やかにしてくれる存在』です。物理的に海が近くになくても、忙しい毎日の中心にクジラがいるだけで、いつでもリラックスして海を感じさせてくれます。私にとっては、子どもの頃からの夢とときめきをずっと忘れず思い出させてくれる、特別な存在です。」

自分の好きなもの閉じ込める

ーーー「モネの池」や「ネモフィラ」「雨上がり」など、作品ごとに情景が浮かぶ素敵なテーマがついています。作品のアイデアやカラーリングはどんな時にインスピレーションを受けますか?
「インスピレーションの源は、都会で忙しく過ごしていると見落としてしまうような、『日々の生活の中にある小さな季節の変化や、身近な自然』です。私は田舎で育ったからこそ、そういった小さな命や季節事に変わる自然の表情に気づくことができるのだと思っています。」

モネの池

ネモフィラ

雨上がり

「『モネの池』は、実際に岐阜にあるあの美しいモネの池をイメージして作りました。あの吸い込まれそうな透明な水の深みや、光が差し込んだときのみずみずしい一瞬のきらめき閉じ込めています。

『ネモフィラ』の作品は、私の家の近くでネモフィラを綺麗に育てていらっしゃるお宅があるのですが、ある日、そこにふっと蝶々が止まったのを見かけたんです。その一瞬の愛らしさにものすごく心がときめいて、そのまま形にしました。

『雨上がり』という作品は、雨のあとの少しジメジメした空気の中で、ふと空を見上げたときに虹が見えたときの小さな感動がベースになっています。それまでの沈んだ空気が一気に晴れて、心まで爽やかになるあの瞬間を閉じ込めました。忙しい日々だと『見落としてしまいそうな小さな自然』や私が田舎で経験してきた『季節の美しい色や情景』を本物のお花と一緒にクジラの中に閉じ込めています。」

ーーーこれまで数多くのクジラを生み出してきた中で、ご自身にとって「特にターニングポイントになった作品」や「一番思い入れのある作品」があれば、そのエピソードを教えてください。
「私の中で1番オリジナリティが高くて、作家としてのターニングポイントになったのは、この『ラーメンくじら』です。私は作品を作る上で、『自分の好きなもの閉じ込める』ということを何よりも1番大切にしています。」

「ハーバリウムだからといって、世間一般の『綺麗』『癒し』だけに囚われる必要はないと思ったんです。私のクジラは自由で、時間や物に囚われない存在ですから。それなら、私が大好きな食べ物である『ラーメン』もクジラの世界に閉じ込めたっていいじゃないか、と自分の『好き』に正直になって、遊び心で作ったのがきっかけです。

忙しい生活や常識の中で、心がちょっと凝り固まってしまっている方にこそ、この作品を見てほしいなと思っています。手にとった方が『えっ、クジラなのにラーメン?!?』と驚いて、そのあとふっと笑顔になって、心が緩んでくれたら最高に嬉しいです。私のものづくりの原点である『好きなものを自由に閉じ込める楽しさ』が、1番まっすぐに表現できた、大好きな作品です。」

ラーメンくじら

「実はこの『ラーメンくじら』、ものすごく細部までこだわって作っているんです。具材のたまごやチャーシュー、ネギなどは、すべて私が折り紙でコーンやほうれん草は粘土を使って1から手作りしています。さらに1番こだわったのが『スープの色』です。理想のラーメンのスープ色を再現したくて、実際にいろんなラーメン屋さんに食べ歩きに行きました(笑)。醤油や味噌、豚骨などお店ごとのスープの深みを研究して、着色しています。」

日常で見つけた小さなときめき

ーーー「全国を売り歩く」という目標を掲げられていますが、イベントなどの対面販売で、ファンやお客様と直接話すときに一番喜びを感じる瞬間はどんな時ですか?また、めたさんのクジラたちをお迎えされた方には、どのように楽しんでほしいですか?
「お客様と直接お話しする喜びには、2つの瞬間があります。1つ目は、作品を見たお客様の『驚きが、パッと笑顔に変わった瞬間』です。日々仕事などで疲れた顔をした方が、『ラーメンくじら』を見て『えっ、ラーメン!?』と目を丸くし、そのあとフフッと楽しそうに笑ってくださると、『あ、今、この方の張り詰めていた心がフッと緩んだな』と肌で感じられて本当に嬉しくなります。」

販売の様子

「2つ目は、お客様が作品の中に『ご自身の特別な思い出や、好きな景色』を重ね合わせてくださる時です。あえて見方を限定しないで作っているので、お客様が『これ、昔行ったあの海の景色にそっくりです』とご自身の思い出を楽しそうに語ってくださることがあります。私が日常で見つけた小さなときめきが、作品を通じてお客様の大切な記憶とカチッと繋がった瞬間がとても嬉しいです!だからこそ私は、普段の仕事をしながらでも、全国のまだ見ぬ誰かにこのクジラたちを直接届けたくて、全国を売り歩く活動を続けていきたいと思っています。」

ーーー今後新しく挑戦してみたいテーマや、作品展開の夢があれば教えてください。
「新しく挑戦したいことは、最近練習を始めた『粘土』や『プラ板』を使った、さらに進化した表現です。今まではお花やシールの組み合わせが中心でしたが、これからは粘土でクジラや海の生き物の立体的なフォルムを細部まで作り込んだり、プラ板を使って、よりリアルな世界を表現したいと考えています。」

「そしてもう一つ挑戦したいのが、私の原点である『長野の田舎の風景』を再現することです。田舎育ちの私だからこそ知っている、あの山奥の透き通った水の冷たさや、あぜ道に咲く花、雨上がりの空の空気感を、粘土やプラ板の立体感を活かして、より奥行きのある情景として閉じ込めたいなと思っています。私の作品は『ライトを当てると本当に綺麗に光る』のが魅力なので、立体的な自然の情景に光が差し込んだとき、時間を忘れて眺めていられるような、究極の癒やしのインテリアを届けていきたいです。普段の仕事をしながらのパラレルキャリアですが、この本気の遊び心を持って全国を売り歩き、たくさんの方の張り詰めた心をフッと緩めていきたいです。」

クジラのロマン

ーーー『全国を売り歩く』活動の中で、各地の『くじらにまつわる文化』』に出会う機会はありましたか?
「生きているクジラはまだ見たことがないのですが、実は長野の博物館で、本物の『クジラの化石』を見たことがあるんです。長野県は海がないのですが、大昔は海の底だったので、実は山奥から世界最古級のマッコウクジラの化石が見つかっている歴史があります。その本物のクジラの骨の化石を目の前にしたとき、もの凄く鳥肌が立ちました。海がないはずの長野の山の中に、大昔はこんなに大きくてかっこいいクジラたちが本当に泳いでいたんだと肌で感じました。あの時長野の山の中で見た『クジラの化石の壮大さ』は、今でも私の心の中に深く残っています。だからこそ、私にとってクジラはどこか神秘的で特別な存在ですし、その長野の山に眠るクジラのロマンと、私が田舎の暮らしの中で見つけた美しい季節の風景を、一緒に閉じ込めて表現したいなと思っています。」

『せわしない日常の中で『時間を忘れる癒やしの存在』であってほしい』と語るめたさん。季節の移ろいや、故郷・長野で培われた自然への感性が紡ぎ出すくじらたちはお部屋を優しく彩り、夜に光を当てれば、そこには時間を忘れるほど幻想的な自分だけの「海」が広がります。次はどんな情景を作品の中に閉じ込めて見せてくれるのかワクワクしますよね。2026年9月6日には東京ハンドメイドマルシェ(B-19)に出店されるそうです。

めたさんがつくる透明な海の世界をぜひ手にとってみてくださいね。

めた‧⁺ ⊹˚. 
X:@mamemoya148
詳細:リットリンク

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