耳ヨリくじら情報

2025年11月15日(土)、鯨ファンが待ち望む「鯨グッズ展」が開催されました。来場者のほぼ100%が鯨グッズファンという熱気あふれる一日となりました。鯨の専門家や著名な方もお見えになり、会場は笑顔と歓声で包まれていました。
鯨作家たちの魅力あふれる作品
イベントでは、作家によるオリジナル鯨グッズの販売が大きな見どころに。


ベルーガと仲間たちさんのブースではカラフルなオリジナルイラストの小物や雑貨がずらり!手に取るだけで思わず笑顔になる、かわいらしい作品が勢ぞろいしていました。
包み屋さんのブースで見つけたのは、クジラ柄の布をボタンにした手作り作品です。大小さまざまなサイズと独特のデザインで、自分好みのクジラを探したくなるような魅力的なアイテムが並んでいました。


以前くじらタウンでもご紹介した真鯱さんも新作のシャチの作品を持って出展。
新作のシャチ作品は、頭骨から形を作るこだわりの制作工程が光ります。口の中の歯や鼻穴まで丁寧に再現されています。この作品ではあえてシャチの鼻の穴を2つにすることで(ハクジラ類の鼻の穴は本来1つ)実際見えている鼻の穴は1つだけど、本当の骨や形状は穴が2つになっているという事を伝えたかったからとのこと。


塩水アーティストのMaiHirashimaさんが描く、塩水で描いたクジラアートは、光にあたると結晶がキラキラと輝き、幻想的な世界を目の前に広げます。


無法地帯 沖瀬ゴンドウさんの展示はクジラの町を描いたマンガや、実寸大の骨のレプリカ・本物を展示。和田浦や太地を舞台にした世界観に、つい読み込んでしまいます。


SHACHIKOさんが作るクジラアクセサリーはほぼシャチ。シャチをモチーフにしたアクセサリーの数々で、さまざまな角度やポーズのシャチが並び、つい手に取って角度を変えて眺めたくなる作品です。


Glasritzen artist おやこkujira さんはガラスを削って作られた立体的なクジラ作品。トロフィー制作にも対応可能で、光を受けると表情が変わるのが魅力です。


癒海工房 吉田絵美さんの作品は、ダイビングで出会ったクジラを陶芸作品に。おちょこは、日本酒を注ぐと海からクジラが顔を出すようにみえる遊び心満載の作品です。吉田さんは作家活動の傍らご夫婦で太地で「AQUA Food Art」というカフェを営業中です、クジラ型ライスがのった「くじらカレー」も提供しています。




紹介したブースの他にも会場では、主催の永田さんが集めたコレクションや、勇魚文庫・細田さんの取集したアイテム、他にも各々が持ちよったクジラグッズが並び、バリエーションの豊かさは圧巻の展示となりました。
来場者参加型!鯨アイテムオークションも大盛況

会場の真ん中に並べたテーブルには数々の食器~雑貨や貴重なクジラの骨や髭などが並べられ、参加型のオークション用に最低入札額がかかれた封筒が置かれています。
こちらでは入場者全員が参加できるオークションが開催されました。

イベント後半にオークションがスタート。ナガスクジラのヒゲや希少なハクジラの歯、クジラ柄の食器などが出品され、入札はなんと安いものだと100円からスタートとなりました。


落札結果が発表されるたび、会場には歓声と笑顔があふれました。普段は手に入らないアイテムを競り落とした来場者の嬉しそうな表情が印象的です。

初めて会った来場者同士も同じクジラ好きなのですぐに打ち解け、会場全体が和やかな雰囲気に包まれた、クジラ好きにとって忘れられない一日となったのではないでしょうか!