耳ヨリくじら情報

2019.11.13

11月12日から12月2日まで「恵比寿鯨祭2019」開催!今年は14店舗が鯨メニューを提供

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▲左から、恵比寿鯨祭実行委員会 実行委員長の古井貴さん、水産庁資源管理部国際課 課長の山里直志さん、写真家・映画監督の石川梵さん、日本捕鯨協会 会長の山村和夫さん、日本鯨類研究所 理事長の藤瀬良弘さん

11月12日から12月2日にかけて、「第7回 恵比寿鯨祭2019」が開催されます。これに先駆けて、11月11日、東京都渋谷区の「改良湯」にてオープニングイベントが開催されました。

「目黒は秋刀魚」なら「恵比寿は鯨」。鯨のおいしさを楽しめる街として盛り上がっていきたい

開会あいさつを務めたのは、恵比寿鯨祭実行委員会 実行委員長の古井貴さん。震災をきっかけに「不測の事態が起きたときに子どもたちを守れるよう、普段から絆を築いておこう」と立ち上がったPTAの仲間らとともに、恵比寿ならではの文化をつくることにも注力。その中で、恵比寿様は鯨の化身だということを知り、鯨祭をスタートしたといいます。キャッチフレーズは、『「目黒は秋刀魚」なら「恵比寿は鯨」』。より多くの人に鯨料理を楽しんでもらえる機会を提供したいと、毎年さまざまな工夫を凝らしています。

来賓あいさつに登場した一人目は、水産庁資源管理部国際課 課長の山里直志さん。「今年は商業捕鯨再開を機に、これまで以上に高品質な鯨肉を楽しめるようになった。ぜひ多くの人に鯨肉のおいしさをしっていただきたい」とあいさつしました。続いてあいさつしたのは、日本鯨類研究所 理事長の藤瀬良弘さん。「鯨といえば刺身と竜田揚げが有名だが、鯨祭にはいろんなメニューが登場するので、好きな料理を楽しんで鯨に親しんでほしい」と話しました。ラストは日本捕鯨協会 会長の山村和夫さん。「来年はオリンピックも開催されるし、外国人も含めて多くの観光客が東京に来る。土産話として鯨を食べてくれる人が増えることを期待したい」との思いを明かしました。

▲会場となった改良湯壁面にはインパクト大の大きな鯨

日本人にとって鯨文化は昔から親しみあるものだった

続いては、写真家・映画監督の石川梵さんがゲストとして登場。インドネシア・ラマレラ村に暮らす人々と鯨との壮絶な闘いを7年にもわたって追い続けた記録写真集「海人」(1997年に出版)は世界的大ヒットを遂げていますが、その後、石川さんは映画監督としての活動もスタート。3年越しの取材によって、世界的にも貴重な生存捕鯨の撮影に成功し、ドキュメンタリー映画『くじらびと』を完成させています。

イベントでは予告編の一部が公開され、石川さんは撮影秘話を披露。「ヒューマンストーリーとともに、食べるとはどういうことか、生きるとはどういうことかも伝えていきたい」と志を語りました。

また、司会を務めた古井さんから、こうした写真や映像に対してバッシングはなかったのかと問われると、「エモーショナルにたきつけられた一部の人が批判を浴びせてくることもあるが、生存捕鯨に関しては、良識がある人は理解がある」と説明。古井さんは、「恵比寿鯨祭はそのような捕鯨と反捕鯨の議論には加わらないつもりだが、日本人が昔から鯨を食べてきていることは伝えていきたい」と持論を述べました。

バラエティ豊かなはりはり鍋の他、くじらのラザニアやペペロンチーノも楽しめる

なお、恵比寿鯨祭2019の参加店舗は14店舗。くじらのラザニア、鯨のステーキ山椒ソース、チョコ鯨、クジランチーノ(鯨のペペロンチーノ)、くじらのルイベなどのユニークなメニューがそろう他、14店舗中4店舗が、関西の郷土料理として知られる「はりはり鍋」を用意しています。もちろん、「はりはり鍋」と一口に言っても、具材や味付けの個性はさまざま。各店舗のオリジナリティあふれるメニューを堪能することで、鯨の魅力を知ることができる楽しいイベントになりそうですね。

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